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2011年1月20日 (木)

【就活】どれだけ自己分析してもやりたい仕事がみつからない理由

ここ何年か、就転職アドバイザーをやってきたってのと

最近、転職したというのもあり「就活」についてちょっと書いてみようかなと思います。

私としてはいろいろと思うことがあるのですが、
今回はそもそも「働くということについて」思っていることを書きたいと思います。

全3回シリーズくらいになる予定です。

働くってことをどう考えるかって難しいなぁと思います。

理由は簡単で「人生の大半の時間を費やすのに、それ自身を目的としない活動だから」です。

大概の活動は「それをやりたいからやる」が活動の理由だと思います。

遊び、食事、睡眠、読書、どれについても「やりたくないけど遊んでる」とか

「食べたくないけど食べている」とか、あんまりないんじゃないかなと思います。

でも、仕事だけは例外で「仕事自体が目的」ってことは少ない。

世の中的には「やりたいことベースで仕事を探そう!」なんてのが潮流です。
これは非常に重要なことではあるんですが
ほとんどの人にとって「働く」という活動は人生の大半の時間を使う活動ですから
「イヤイヤ」やってると成果は出ないし、しんどいだけといいことないわけです。

ですが、一部の奇特な方を除いて「無償でいいから働きたい!」って人はあんまりいないと思います。
なんやかんやキレイゴトを言ってもほとんどの人はお金が第一の目的のはずで
本来、そこに自発的な「やりたいこと」なんてのはないはずなのです。
つまり、「やりたい仕事」なんてのはなくて「あっちの仕事をやるくらいならこっちのほうがマシ」
という程度が自然な(=本来の)姿のはずです。

にもかかわらず、「就活」になると急に
「自己分析」をして「本来の自分がしたい仕事」をみつける作業を始めます。
そういうものがあるはずだという前提で探すんですね。

大半の学生が「サラリーマンの仕事」なんてやったこともなければ、
見たこともないはずですから「やりたい仕事」なんて見つかるはずがないのです。
やったことも見たこともないことを「やりたい」と思える人は相当な才能の持ち主ですよね。

一言でいってしまうと就活というゲームは
「やったことはおろか見たこともないことに関して無数の選択肢の中から選び、かつ相手からも選ばれなくてはならない」という高度すぎるゲームなのです。

だから、「旅行行って楽しかったな→自分は旅行が好きな人間に違いない→JTBが第一志望」と無理やりこじつけることになるのです。

そもそもの選択基準が本質的に「他の仕事するよりこっちのほうがマシ」程度にしかなりえないのでこういう短絡的な思考に陥ってしまうのですね。

それでも今までは学生の数より仕事が多かったので就職難にはなっていませんでしたが、
仕事が減ったことと、競合が増えたことで、問題が表出したということなんだと思います。

これだけを見ると「学生がバカなことが就職難の原因」と言いたくなる気持ちもわかります。
個人的には仕事について誰も教えない社会制度の中で学生だけ批判されるのはフェアじゃないなと思います。

「やりたい仕事がみつかりません」は至って普通の現象なので悩むことじゃないってのを学生の方には言いたいです。

とはいえ、「問題の根っこはわかったけどそんじゃぁ、どうしたら良いの?」

っていう疑問は当然湧いてくると思います。

というわけで次回、「就職難を克服するために学生ができること」です。

でわ!!

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コメント

記事を読ませていただきました!

私も就職や転職についてのブログを始めました。お互いいろんな情報を発信して、いろんな人のお役にたてたらいいですね★

まだ始めたばかりですが、よかったら覗いてください★

GMさん

コメントありがとうございます。
半年くらいほったらかしにしてますが、
再度書こう思います。
コメントいただくとやる気になりますね。

はじめましてグーグル検索から来ました情報系大学3年生です。
そうなんですよね。何をしたいのかが分からないんですよね。
もう業界が決まらなくて
あたふたしています。でも何をすれば良いのか分からないです\(^o^)/
とりあえず説明会は出るようにしていますけど出るためにも志望業界が必要で余計あたふたして何の説明会行けばいいんだろう、ってなってしまいます。

確かに自己分析で自分はこういう人間だ、と再認識することは出来ますけど
「うん、こういう性格だね。  だからなに?具体的に何をしたいの?」
ってなってしまいます。
「就職難を克服するために学生ができること」の更新お待ちしています!

HKさん
ご無沙汰しております。
そうですね。
就活だけでなく、何かをはじめるときはみんな素人なので
まず、「自分には大したものはない」ということを認めることからのスタートなのですが
人はそういうことを忘れがちです。
環境と共に変化し続けられる人間でいたいですね。

阿波座に「おりました」HKです。ごぶさたです。昨年10月で退職し、週二日同じ会社に嘱託で行っています。アルバイト就活してますが厳しいですね。
さて、この記事を読んで、畠山さんは一皮むけたように感じます。
学生も企業も「自分自身をソリッドなもの」と規定し過ぎていると思います。出会いによって「お互いが変化していく」という側面が捨象されています。
先日A紙に載った中村哲さんの「まずは現場に身を置こう」というコラムに同感しました。

早速のコメントありがとうございます。
しばらくはサラリーマンとして頑張っていこうと思います。
今、記事書いてますが、また長文になりそうです。
文章って難しいなぁ、、、

昨日は有難う御座いましたー!ヽ(´▽`)/
あと転職おめでとうございます。

”就職難を克服するために学生ができること”楽しみにしてます。

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